量子論のポイントを分かりやすく解説
シュレディンガーは、鉄の箱の中に放射性物質と放射線の検出装置、検出装置に連動した毒ガス発生装置を置き、放射性物質が原子核崩壊を起こして放射線を出し、放射線を検出した検出装置は信号を毒ガス発生装置に送って毒ガスを発生させる仕組みにして、この箱の中に生きた猫を入れてふたを閉じ、1時間以内に原子核崩壊が起きる確率は50パーセントであるとして、ふたを開ける前の猫の状態をどう考えるかという思考実験をしました。
観測前の状態を重ね合わせと考える量子論では、箱のふたを開けて観測する前の猫は、箱の中で原子核崩壊が起きて死んだ状態と、原子核崩壊起きずに生きている状態が半分ずつ重ね合わせになっているということになります。
そして、箱を開けたとたんに原子核崩壊の有無が決まり、同時に猫の生死も決まることになります。
この思考実験でシュレディンガーは、生と死が重なっていたり、観測したとたんに生死が決まると考える量子論はおかしいと主張しました。
最終更新日:2008/07/20