不確定性原理

不確定性原理

ミクロの世界では、観測するという行為自体が対象物に影響を与えて状態を変換させ、さらにミクロの世界では物質が波としての性質を強く表すことから、観測による影響を計算して観測前の状態を知ることもできず、絶対に避けられない観測結果のあいまいさが存在することが分かりました。

また、ドイツの物理学者ハイゼンベルクは、ある物質に関する位置と運動を測定するとき、両者を同時に一つの値に確定することはできず、避けられない不確かさが残るという「不確定性原理」を発表しました。

つまりミクロの世界では、ある時刻においてどこにいて、どんな速度で動いているのかを正確に知ることが出来ないということが明らかになりました。

この不確定性原理による、物質は常にあいまいな位置や運動量を持つという考えは、ニュートン以来の最初の条件さえ決まれば以後の物質の状態や運動はすべて確定されるという、私たちがそれまで持っていた物質観や自然観を根底から覆すことになりました。

そして量子論は、物質や自然がただ一つの状態に決まらず非常にあいまいなものであり、そのあいまいさこそが自然の本質であることを示しました。

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